豊川海軍工廠平和公園 - 豊川市, 愛知県

菅野文章

2025年2月2日(日)、豊川海軍工廠平和公園に初めて来ました。

目的は、年に4回開催されている豊川海軍工廠跡地見学会(無料)に参加するためです
。(それ以外に、公園の開園日に毎日開催される公園内の戦争遺構ガイド(約40分間・無料)もございます)

語り継ぎボランティアの方と一緒に、この公園の外側周囲にある名古屋大学豊川フィールド内の太平洋戦争末期の戦争遺構を約1時間15分掛けて巡ります。

以前、この見学会を新聞で見かけて日本史好きも影響して今回の参加となります
。
簡素過ぎる防空壕後、爆弾でセメント壁面がむき出しとなった原料置場、鉄扉に機銃の跡と思われる穴がある第三火薬庫
、当時では珍しかった水洗式トイレの残骸等、80年前の太平洋戦争当時の面影が
そのまま残る戦争遺構をボランティアガイドの方が詳細に伝えてくれます。

この日の見学会には、自分を含めて100名以上参加していましたが、5班に分かれて
それぞれボランティアガイドが付いて案内されていました。

見学会を終えて、改めて戦争の悲惨さ愚かさ等が伝わり、二度と繰り返してはならならず、また、後世にこの出来事を伝えていかねばならない！と強く思いました。

最後に、下記に豊川海軍工廠での惨事を
記します。

豊川海軍工廠は、海軍が使用する機銃とその弾丸を主な生産品とした軍需工場でした。太平洋戦争が終わる間近の昭和20年(1945年)8月7日に、アメリカ軍のB29爆撃機などの空襲にさらされ、2500人以上の人々が亡くなり、大変大きな被害を受けたそうです。

Daisuke K.

大日本帝国海軍の工廠跡地に整備された公園。
建設当時は東洋一の規模を誇ったとされ、主に機銃や弾丸の製造を行っていた。終戦間近の1945年8月7日に空襲を受け壊滅。工廠で勤労動員され働いていた学生や女学生にも多大な犠牲が出た。現在は公園敷地内に工廠の設置経緯や働いていた人々の証言、空襲の被害等を伝える平和交流館の他、火薬庫や防空壕跡、爆弾の着弾地点等、生々しい戦争遺構が戦争の悲惨さを伝える。
平和交流館は無料で見学可能。

zyandararin

豊川市にあった日本海軍の工廠の跡地に整備された公園。日本海軍の航空機や艦船などが使用する機銃とその弾丸が主力の生産工場で、終戦間際の1945年8月7日に空襲で2500人以上の方々が犠牲となった場所です。公園内には防空壕跡などの遺構や、豊川海軍工廠の歴史や戦争遺跡などについて説明している資料館があります。

Hideyuki M.

戦時中に、日本海軍で使用する弾丸などを生産していた工場の跡地を平和公園として整備し直した場所になります。
今も当時の施設や防空壕などが、補修などをされた上で残されています。
当時の施設などは立ち入り禁止となっていますが、申し込むと無料でガイド付きの見学をすることが出来ます。
当日の受け付けで、時間帯ごとに複数回実施されています。
遊具は少ないですが一画にあります。
駐車場は、広々と用意されております。

見学する施設には、当時の使用していた設備などが保管されており、各部屋ごとに解説を交えなが見学することが出来ます。
また空襲により多くの犠牲が出たことなどが詳しく語られました。

平和な世の中が一番ですね😔

shun K. (.

豊川海軍工廠（とよかわかいぐんこうしょう）はかつてこの地にあった日本海軍の兵器工場です。

東洋一の規模を誇った工廠では特に航空機や艦船に搭載される機銃や弾薬の製造を担っていました。​

最盛期には職員、工員、徴用工、動員学徒を含み約56,400人​の従業員をかかえていました。

昭和12年（1937）3月頃に航空機用機銃の生産のため計画され、三重県鈴鹿と愛知県豊川が候補にあがりました。

鈴鹿の土地に多少起伏があったため、第2候補地の豊川に決定し、昭和14年（​1939）12月15日に開庁しました。

当初は機銃部、火工部と総務部、会計部からなり従業員約1,500名でした。

大東亜戦争では航空機が戦闘の主役となり、航空機用機銃と対空機銃の需要が高まり工廠は急速に発展しました。

昭和20年（1945）4月頃、機銃弾薬の生産量は月産約450万発となりました。

工廠の発展は周辺地域の道路や鉄道の整備がされ、豊川市の成立（1943年）に影響を与えました。​

しかし、東洋一の工廠は敵軍からの標的となりました。

工廠への空襲は昭和19年11月1日の偵察に始まり、翌年に入って小規模なものが度々ありました。

そして昭和20年（1945）8月7日10時30分、サイパン、テニアン、グアムから飛来したB-29爆撃機124機の爆撃を受け、30分間に250kg爆弾3,256発（約800トン）が投下され工廠は壊滅しました。

​この空襲では、約2,500人以上が犠牲となり、勤労動員されていた中学生、女学生、高等科生徒からも多数の犠牲者が出、男193名、女259名、計452名にのぼりました。

この空襲の際、工廠内での伝達が完全ではなく、西門では開門許可が下りず守衛が門を開けず、犠牲者が増えたといわれています。

工廠は再建されることなくそのまま終戦を迎え、10月5日に廃止されました。

もうあき竹城

綺麗な公園です
歴史的資料館も兼ねています
駐車場もあり
入館駐車共に無料
古い建物や文献、当時の人の日記やハガキの実物があり太平洋戦争について学べます

Tomochi ?. T.

2022年7月頃に訪問。
軽く勉強しながらウォーキングするのに最適な綺麗な公園。
語り継ぎボランティアによる園内ガイドも行われており、1人で散策中ゾロゾロ連なって歩く人達がいたので利用者さん達だったのでしょう。
時間帯が合えば参加するとより楽しめると思います。
平和交流館では宜しければビデオご覧になりますか？とスタッフの方に声までかけて頂きました。
とても勉強になりました。

鷲東重徳

名古屋大学の研究場所のおかげで、この施設が残っている、とのことで、大切な戦争遺産だと思います。